つまずきポイント(学習のボトルネック)を最速で見抜く
「家では勉強が進まない」
「ケアレスミスが減らない」
「文章題になると急に止まる」
こうした悩みは学年を問わず繰り返されます。
しかし、これらの原因は“やる気”や“努力の量”ではありません。
実は、学習の流れがピタッと止まる地点、
いわゆる“つまずきポイント(学習のボトルネック)”がどこかに潜んでいるのです。
つまずきポイントとは、
・計算の途中で手が止まる
・文章を読んでも頭に入らない
・何をしていいか分からず動けない
・単語暗記が数日で失速する
・問題文を読んでも整理できない
といった、学習の流れを止めてしまう
“同じ形の止まり”が繰り返される地点のことです。
そして厄介なのは、見た目が同じ“できなさ”でも、原因がまったく異なる点です。
だから「とりあえず勉強量を増やす」という対策はずれやすく、
本質改善が遅れてしまいます。
本当に成果が出るのは、
「どこで止まっているのか」
「何がボトルネックなのか」
を最初に正確に見抜くこと。
fabstudyでは、この診断を最速で行います。
30年の指導経験で培った
「子どもがどこで止まるか」を見抜く精度こそが、
再建の出発点です。
主なつまずきポイントには、
理解の抜け、基礎計算の不安定さ、語彙・文法など知識不足、処理速度の遅さ、読み飛ばし癖、考える順番の乱れ、タスク整理の欠如、生活リズムの揺らぎ…などがあります。
これらが複合すると「努力しているのに伸びない」という状態が続きます。
ここから、誤解されやすい典型的な2例を紹介します。

【実例1】
文章題が苦手だと思われていたが、原因は計算の不安定さ
中2Aさんは、家庭でも学校でも
「文章題の読解が弱い」
と判断されていました。
しかし実際には、分数処理の揺れや符号の迷い、
途中式の重さなど“計算のボトルネック”が原因でした。
文章題の前に計算で疲れてしまい、集中が続かなかったのです。
そこで3週間、計算の型と処理のスムーズさに集中したところ、
文章題の正答率が大幅に向上。本当の原因と症状が異なる典型例でした。
【実例2】
やる気がないように見えていたが、タスクを整理できていないだけ
中1B君は家庭で「やる気がない」と見られていました。
しかし実際は、今日やること、順番、時間の見通しが頭の中で整理できず、
最初の一歩が出ない状態でした。
これは“タスク整理というボトルネック”が原因。
目標と課題を明確にすると迷いが消え、学習が安定して進むようになりました。
勉強がうまくいかない理由の多くは、
努力不足ではなく“つまずきポイントの放置”。
fabstudyはまずその正体を見抜き、ボトルネックを外して学習の流れを取り戻します。
だから改善が速い。
第2部では、このつまずきをどう外し、学習が“回る状態”に変わるのかを紹介します。


