学年が進むほど必要な知識量と処理スピードが上がり、「勉強しているのに結果が出にくい」状況が増えていきます。まずは現在の理解度と進め方を確認し、計算・語彙・文法・文章理解など、それぞれの科目でどこに負担がかかっているのかを整理します。学校の単元順とは別に、基礎に戻る必要があるかどうかもここで見極めます。
その上で、教材を使った基盤づくりに入ります。これは単なる基礎のやり直しではなく、短期間で「理解できる土台」と「解く流れ」を整えるための工程です。重たい部分から軽くしていくことで、授業の理解やテスト勉強がスムーズに回り始めます。
月単位では、行動レベルの学習設計を提示します。やるべき内容・分量・順番が決まることで迷いがなくなり、保護者からも進み具合が把握しやすくなります。
個別トレーニングでは、点が伸びにくい部分を重点的に扱いながら、解き方の流れを反復し、速度と精度を同時に上げていきます。
テスト後は必ず振り返りを行い、点数の変化を科目ごとに分析します。「次のテストでどの力を伸ばすか」を明確にし、部活や模試シーズン、受験期などに合わせて学習量も調整します。最終的には英語と数学を軸に、「自分で学習を組み立てられ、実力が積み上がる状態」を目指します。



