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点数のあとに残したいもの

2026 5/23
理念・紹介
2026年5月23日

「あきらめぐせ」は、生まれ持った性格だけで決まるものではありません。小さい頃から、生活の中で少しずつ積み重なっていることがあります。
 着替えに時間がかかる。靴を履くのに手間取る。片づけが途中で止まる。忘れ物をする。

 親としては、責めたいわけではありません。生活の中で困らないようにしたい。自分でできることを増やしたい。時間を守れるようになってほしい。だから、つい「早くしなさい」「また間に合わなくなるよ」「何回言ったの」と強く言ってしまうことがあります。
 けれど子ども側には、「遅いと怒られる」「失敗すると責められる」「できないところを見せると空気が悪くなる」という感覚だけが残ってしまうことがあります。

 そういう経験が重なると、新しいことに向かう前に身構える子がいます。最初からやらない方が安全。できないと言っておいた方が傷つかない。挑戦して失敗するくらいなら、先に「ムリ」と言ってしまう。
 その感覚は、勉強にも出ます。
 問題を見た瞬間に「ムリ」と言う。説明を聞く前から「わからない」と言う。少し間違えただけで手が止まる。こういう状態になると、ただ解き方を教えるだけでは動きにくくなります。
 なので、「はじめから点数を取らないという戦略も有効」、となってしまうこともあります。

 だから、テスト後の対応が大事になりますね。特に最初の定期テストは、点数が出たあとが大事です。
 点数が良かったか、悪かったか。そこで終わらせると、次につながりません。どの単元で落としたのか。計算で崩れたのか。問題文を読み切れなかったのか。ワークの反復が足りなかったのか。テスト前の進め方に無理があったのか。そこを見ないまま「次は頑張ろう」で終わると、次のテストでも同じところで止まりやすくなります。

 fabstudyでは、テスト後に点数だけを見るのではなく、答案・学校ワーク・テスト前の取り組み方を見ながら、次に進める場所と、進め方を決めていきます。
 点数が良かった生徒には、次も崩れないようにするための進め方を確認します。思うように取れなかった生徒には、どこから手を出せば動き出せるかをはっきりさせます。
 特に、最初の定期テストは大事です。ここで「できた」「できなかった」だけで終わると、次の勉強も同じ感覚で進みます。大事なのは、点数を見たあとに、次の行動が分かる状態にすることです。

 たとえば、数学で計算ミスが多いなら「見直ししなさい」だけでは終わらせません。途中式の書き方、符号の扱い、問題を解く順番、見直す場所を確認します。英語で点が伸びなかったなら、単語不足なのか、文法なのか、本文の読み方なのか、ワークの反復不足なのかを分けて考えます。「分からなかった」で終わらせず、次に何をすればよいかまで落とし込みます。
 国語であれば…今は「漢和辞典」を使った語彙強化も有効です。時間はかかりますが、毎回取り組んでくれる子もいます。

 高校1年生は、入学後の最初のテストでできるだけ高得点を取れるように、かなり踏み込んで進めてきました。中3生は、基礎を積み直しながら、計算で崩れないように土台を作ってきました。
 得点がどう出るかは、まだ分かりません。ただ、点数だけで終わらせるつもりはありません。
 点数が良ければ、次も続けられる形にする。点数が思うように出なければ、どこを直せば次に動けるかを決める。テスト後の直し方、次に戻る場所、次回までの進め方まで含めて、ここから次へつなげていきます。

 そして、残したいのは、点数だけではありません。
「次はここを直せばいい」
「このやり方なら進められる」
「やれば少し変わる」
 そう思える状態です。
 点数を見て終わりにせず、次にやることを決める。そして自身につなげる。そこまで含めて、テスト後の指導だと考えています。

2週間の無料体験。今のお子さんに合う進め方を一緒に確認しましょう。

どこから始めると進みやすいのか。何を使い、どのくらい進めると手が動くのか。
実際の授業を通して、お子さんに合う学習の形を確かめてください。

「今日はこれをやればいい」が見える。
「これならできそう」と思える。
まず2週間、その変化を確かめてください。

2週間無料体験
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この記事を書いた人

川上晃のアバター 川上晃 代表

 個別塾fabstudy代表。家庭教師・個別指導の現場で30年超。家庭教師派遣会社で上位認定を受け「スーパー」「プロ講師」、中学受験担当の家庭教師などを務めた。
 小学生から高校生まで、基礎・補習・テスト対策・高校入試・大学入試まで幅広く対応。これまでの生徒には高校の評定平均4.9到達という子もいるが、数学赤点から青山学院大学合格、3浪目で私立大学医学部合格など、厳しい状況から進路につながった例もある。
 指導で重視しているのは目の前の問題を解かせることだけではない。なぜ手が止まっているのか。どこに戻れば動き出すのか。どの量なら続けられるのか。学習が進まない原因を見極め、今取り組む内容・戻る場所・進める量を決めていく。
 基礎からやり直したい生徒にも、定期テストで得点を上げたい生徒にも、受験に合格したい生徒にも、今の状態から次に進むための道筋を具体的に作っていく。

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