「中学生の塾代って高いな」と感じるとき、親が最初に見るべきなのは月謝表ではありません。まずは、塾から帰ってきたあとの家の様子です。そこに、その塾が子どもに何を残せているかが出ます。今日はこの3つだけ見てください。
ひとつ目は、帰宅直後の会話です。たとえば「今日は何をやったの?」と聞いたとき、「英語」「数学」と教科名だけ返ってくる。「どこをやったの?」と聞くと止まる。これなら、その日の授業はまだ自分のものになっていません。
逆に、「英語は現在進行形をやって、数学は連立方程式の文章題を2問やった」のように、中身が少しでも返ってくるなら、その日の授業は残っています。ここで毎回会話が止まるなら、親が払っているのは“通った時間”であって、“進んだ中身”ではないかもしれません。
ふたつ目は、家で机に向かったときの様子です。塾から帰ってきて、1問だけやって、別のページを開いて、また止まる。こういう夜が続くなら、塾で「わかった」で終わっていて、「一人で解ける」ところまで行っていません。
ここで親は「回数を増やせば変わるかも」と考えがちですが、同じやり方のまま週2回を週3回にしても、その塾では、家で止まる流れはあまり変わりません。通う時間は増えても、一人で進められる量が増えなければ、月謝だけが重くなります。
みっつ目は、テスト前の土日の空気です。塾に通っているのに、テスト前になると家の中が急に慌ただしくなる。学校ワークがまだ終わっていない。塾のノートはあるのに、もう一度最初から見直しになる。日曜の夜に「まだ英語が残ってる」「数学も終わってない」となる。この状態なら、普段の授業がテスト前の安心につながっていません。
塾代に価値がある塾は、テスト前の家を少しずつ穏やかにします。少なくとも、「まだ全部残ってる」にはなりにくい。毎回ここで家が荒れるなら、月謝の問題というより、塾の進め方の問題です。
親が先に見るべき3つは、帰宅直後に中身のある会話ができるか、家で一人でも手が動くか、テスト前に家が毎回修羅場にならないか、この3つです。1つだけなら様子見でもいいです。ですが、2つ3つ当てはまるなら、月謝の高さを我慢するより先に、今の塾を見直した方がいいです。逆に、この3つが少しずつでも整ってきているなら、その塾には払う価値があります。
fabstudyでは、「今日は何をやったか」で終わらせず、「今日はどこまで解けるようになったか」まで確認して帰します。因数分解なら、途中で止まらずに最後まで解けるところまで。連立方程式なら、式を立てて解き切るところまで。ワークも、ただ出すのではなく、どこをどの順番で進めるかまで見ます。だから家で「今日は何をやったの?」と聞いたときに、返事が空っぽになりにくいのです。
塾代が高いと感じたら、まずはこの3つを見てください。そのうえで、「うち、2つ以上当てはまるな」と思ったら、見直す理由は十分あります。








