テストが返ってきます。英語82点、数学76点、理科84点。悪い点ではありません。親としては少し安心すると思います。「今回は大丈夫そうだね」と言いたくなる点です。
ただ、このくらいの点のときほど油断しやすい。点が悪すぎるわけではないので、学校に出すものも今まで通りでいいように見えてしまいます。けれど、そこをそのままにしていると、あとで引っかかることがあります。
鳥屋野中や上山中のように人数の多い学校ではなおさらです。生徒が多い学校では、同じくらいの点を取っている子も珍しくありません。そうなると、テストの点だけでは抜けにくくなります。通知表も、点数だけで決まるわけではありません。
しかもこのくらいの点だと、家庭でも「まあOKかな」となりやすい。ワークは出している。期限にも間に合っている。だから、まあ大丈夫だな、で過ぎていく。でも実際には、空欄が残ったまま出していないか、まちがえたところを直さずに終わっていないか、答えを書いただけになっていないか、そういうところがあとで効いてきます。人数の多い学校ほど、そのあたりは軽く見られません。
これは性格のせいでもやる気のせいでもありません。ふだん学校に出しているものの突き詰め方の話です。学校ワークは、どうしても「期限までに終わらせる」が先になりやすいです。終わったら出す。丸つけして終わり。まちがえたところはそのまま。空欄があっても、とりあえず出す。こういう出し方のままだと、テストの点が悪くなくても、内申に関わるところは弱いまま残ります。
それが明らかになるのが中3の秋です。10月、11月の三者面談で、模試の点は足りているのに、内申点が届かず、志望校を下げる話になることがあります。「テストは取れていたのに、どうして」と思うご家庭もあります。でも、その時期に急に何かが起きたわけではありません。中1、中2のころから、提出物を「出せばいいもの」として回してきたことが、そこで響いてきます。
なので、私としては、先に手をつけたいのは勉強時間の長さではありません。まずは学校に出すものをどう回すかです。いつ終えるか。どこまで直してから出すか。この三つが曖昧なままだと、テストの点だけ見て安心して、通知表のほうで取りこぼしやすくなります。…たいてい「まずは出せ!出せば点になるから!」って言ってたりしますが(笑
期限に間に合わせただけのワーク。答えを写して終わった提出物。直しのないノート。これでは、テストで点が取れていても、通知表はなかなか上がりません。反対に、出すまでのやり方が少し変わるだけで評価の受け方も変わってきます。とくに人数の多い学校では、その違いがそのまま通知表の差になりやすいです。
やることはそんなに多くありません。提出物のどこが弱いのかを見て、次のテストまでに何を変えるかを一つ決めるてしまいましょう。提出日の前日にまとめて終わらせないこと。丸つけと直しを後回しにしないこと。出す前に空欄ややり直しを見ておくこと。まずはそのあたりからで十分です。

