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定期テスト10日前後。ここからは「順番」で差が出ます

2026 5/06
コラム・教育記事
2026年5月5日2026年5月6日

 5月も中旬に近づき、定期テストの範囲が出始めています。
 この時期になると、「そろそろ勉強を始めましょう」だけでは少し遅くなります。すでに学校ワークが進んでいる子もいれば、まだほとんど手がついていない子もいます。部活や課題で、思ったほど時間が取れない子もいます。

 ここから大切なのは、全部を一気にやろうとすることではありません。まず何を先に終わらせるか。どこを後回しにしてはいけないか。そこを決めることです。

 学校ワーク、提出物、英単語、漢字、理科・社会の暗記、数学や英語の解き直し。やることは多くあります。ただ、順番を間違えると、最後は「提出物を終わらせるだけ」でテスト前が終わってしまいます。

 特に避けたいのは、学校ワークを最後に残すことです。ワークが残っていると、直前の時間がほとんど提出物に取られます。すると、間違えた問題の解き直しや、暗記の確認に手が回りません。数学や英語も一度解いただけで終わり、テストで使える状態まで戻せなくなります。
 定期テスト10日前後からは「何をやるか」だけでなく、「何を先に終わらせるか」が大切です。

目次

中1|最初のテストは、ワーク提出で終わりやすい

 中1にとって、最初の定期テストはかなり大事です。問題が極端に難しいというより、テスト前の動き方そのものに慣れていないことが大きな負担になります。小学生のころは単元ごとのテストが中心でしたが、中学校では広い範囲をまとめて準備し、学校ワークを進め、提出物をそろえ、暗記も進める必要があります。

 ここでやりがちなのが、テスト範囲表が出てから学校ワークを始める形です。
 もちろん範囲表を見て確認することは必要です。ただ、そこから初めてワークに手をつけると、直前はワークと提出物を終わらせることで精一杯になりやすくなります。英語や数学で必要なのは、ワークを埋めることではありません。同じような問題が出たときに、自分で解ける状態にすることです。

 中1はまず、学校ワークが授業で進んだところまで追いついているか。もしくは追い越せるか。間違えた問題をそのままにしていないか。英単語や漢字に少しずつ触れ始めているか。ここを確認したいところです。
 最初の定期テストで「直前に全部抱え込まない進め方」を作れると、その後のテスト勉強もかなり進めやすくなります。

 

中2|今の範囲より、去年の残りで重くなることがある

 中2は、少し油断しやすい学年です。
 中1の最初のような緊張感は薄れます。中3のように受験が目の前にあるわけでもありません。ただ学習内容は確実に重くなっています。
 数学では、計算、文字式、文章題の扱いが遅いままだと、この先の新しい単元でも手が止まりやすくなります。英語では、be動詞、一般動詞、三単現、過去形の区別があいまいなままだと、新しい文法を習っても、どこで間違えたのか・何がいけないのかが分かりにくくなります。

 中2のテスト前に必要なのは、全部を最初からやり直すことではありません。今のテスト範囲を進めながら、「ここだけは戻らないとまずい」という場所を絞ることです。数学なら計算の処理。英語なら基本文法。理科・社会なら、今回の範囲で何度も出てくる用語や仕組み。今の問題が解けない原因が、今の単元にあるのか、前の内容にあるのか。そこを分けて見る必要があります。

 中2は、まだ立て直しがしやすい時期です。ただし、何となく進めていると、秋以降に負担が大きくなります。5月の定期テストでは、今の範囲だけでなく、「前の内容が原因で重くなっていないか」も確認しておきたいところです。

 

中3|部活がある時期ほど、定期テストを崩さない

 中3は、5月から6月にかけて難しい時期です。
 受験生だから勉強しなければならない。けれど、部活もまだ忙しい。定期テストもある。学校ワークも提出しなければならない。ここで「受験勉強も全部やろう」とすると、現実には回らない生徒が多くなります。だからこの時期の中3は、まず定期テストを崩さないことが先です。

 学校ワークをためない。提出物を遅らせない。英単語、漢字、理科・社会の暗記を後回しにしない。数学と英語は、間違えた問題を解き直す。まずここを守る必要があります。そのうえで、入試につながる内容を少しだけ混ぜます。数学なら、計算、関数、図形の基本。英語なら、単語、基本文法、短い英文の読み取り。理科・社会なら、今回の定期テスト範囲を入試の復習として扱うこともできます。

 受験勉強らしいものを広げすぎて、目の前の定期テストが崩れてもいけない。部活があるなら、時間が少ない前提で組む必要があります。「気合いで増やす」よりも、「今週は何を落とさないか」を決める方が現実的です。

 

高1|課題を出しても、テストで解けるとは限らない

 高1は、5月中旬になると高校生活の疲れが出始めます。
 新しい学校生活、部活、課題、小テスト、予習復習。最初は何とかこなしていても、だんだん課題を終わらせるだけで精一杯になりやすい時期です。

 高校の勉強で怖いのは、「やった量」と「テストで使える力」がずれることです。数学の副教材を提出した。英語の課題を出した。単語テストも受けた。けれど、いざテスト前に解き直すと、自力では解けない。こういうことが起きます。

 高1のテスト前に見るべきなのは、課題が終わっているかだけではありません。数学は、解答を閉じてもう一度解けるか。途中式を自分で再現できるか。英語は、単語や熟語を覚えているか。文法問題で、なぜその答えになるか分かるか。本文を見たときに、文の形を追えるか。塾のみんなには「数学は基本問題を完璧にするまで応用問題に手を出すな!」と伝えてあります。もちろん、フォローは万全に行います。

 高校の最初の定期テストは、この先の勉強の基準になります。ここで「課題を出せば大丈夫」と思ってしまうと、次のテスト以降も提出物中心の勉強になりやすくなります。反対に、提出物を終えた後に、もう一度使える状態に戻す流れを作れると、その後が安定しやすくなります。私立大入試の合格者、半数以上が推薦(学校・自己)です。

 

ここから先は、「全部やる」より「落とさない順番」を決める

 定期テスト前は、日程が近づくにつれ、やることが多く見えます。学校ワーク、授業プリント、ノート、英単語、漢字、理科・社会、数学の解き直し、英語の本文確認。中3なら入試のことも気になります。高1なら課題や小テストも重なります。
 ただ、時間は限られています。ここから必要なのは、全部を完璧にしようとすることではありません。まず、落としてはいけない順番を決めることです。
・学校ワークはどこまで進んでいるか。
・暗記は一度でも始めているか。
・数学と英語は、間違えた問題をもう一度解けるか。
・戻る必要がある単元はどこか。
・中3なら、定期テストと入試内容をどうつなげるか。
・高1なら、提出物をテストで使える状態にどう戻すか。
これらに触れていると、テスト前の動き方は変わります。

「まだ何もできていない」と感じる場合でも、ここから全部を一気にやろうとすると、かえって手が止まりやすくなります。まずは、今から落としてはいけないものを決めることです。
 fabstudyでは、学校の進度と今のお子さんの状態を確認しながら、テスト前に何を優先するかを一緒に決めていきます。提出物を終わらせるだけでなく、テストで使える状態まで持っていけるように、学年や状況に合わせて進め方を調整します。
 定期テスト前の進め方で不安がありましたら、一言お送りください。学年、学校ワークの進み具合、テストまでの日数を確認して、今から必要な進め方を考えます。

2週間の無料体験。今のお子さんに合う進め方を一緒に確認しましょう。

どこから始めると進みやすいのか。何を使い、どのくらい進めると手が動くのか。
実際の授業を通して、お子さんに合う学習の形を確かめてください。

「今日はこれをやればいい」が見える。
「これならできそう」と思える。
まず2週間、その変化を確かめてください。

2週間無料体験
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この記事を書いた人

川上晃のアバター 川上晃 代表

 個別塾fabstudy代表。家庭教師・個別指導の現場で30年超。家庭教師派遣会社で上位認定を受け「スーパー」「プロ講師」、中学受験担当の家庭教師などを務めた。
 小学生から高校生まで、基礎・補習・テスト対策・高校入試・大学入試まで幅広く対応。これまでの生徒には高校の評定平均4.9到達という子もいるが、数学赤点から青山学院大学合格、3浪目で私立大学医学部合格など、厳しい状況から進路につながった例もある。
 指導で重視しているのは目の前の問題を解かせることだけではない。なぜ手が止まっているのか。どこに戻れば動き出すのか。どの量なら続けられるのか。学習が進まない原因を見極め、今取り組む内容・戻る場所・進める量を決めていく。
 基礎からやり直したい生徒にも、定期テストで得点を上げたい生徒にも、受験に合格したい生徒にも、今の状態から次に進むための道筋を具体的に作っていく。

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