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上山中・鳥屋野中について

2026 5/16
中学生 小学生
2026年5月16日
目次

上山中・鳥屋野中について

 新潟市中央区上近江周辺で塾をしているため、当塾には上山中学校と鳥屋野中学校の生徒が多く通っています。どちらも生徒数の多い中学校です。上山中学校は約850人、鳥屋野中学校は約700人規模で、学年の中にいろいろな学力層の生徒がいます。

 人数が多い学校では成績の上も下も裾野が広がります。上位層も厚くなり、苦手をたくさん抱えた生徒も一定数います。提出物を出している、テスト前に勉強している、塾にも通っている。そこまでやっている生徒も周りに多いため、「普通に頑張っている」だけでは、定期テストの点数や内申点で強みにしにくいことがあります。

 特に推薦や、点数に余裕のない入試を考える場合。同じA評価でも、ぎりぎりのAと余裕のあるAでは意味が違います。人数が多い学校では半端なAのままでは埋もれやすい。定期テスト、提出物、小テスト、暗記、解き直しをそろえて、少しでも余裕のある評価に近づけておく必要があります。もしくは入試でぶっちぎりましょう。

提出物を出しただけでは、点数に変わらないことがある

 人数が多い学校では、授業、提出物、定期テストが学年全体で進んでいきます。分からないところが残っていても、授業は止まりません。英語は次の単元へ進み、数学は次の単元へ進み、理科・社会もどんどん次の範囲に入ります。

 提出物を出しただけで安心できない面があります。学校ワークを一周したあと、間違えた問題をもう一度解いたか。英単語や理科・社会の語句を、見れば分かるだけでなく、書けるところまで進めたか。数学の途中式を残し、どこで間違えたか本人が説明できる状態になっていたか。ここまで進んでいないと、提出物を出していても点数に変わりにくくなります。以前は「ワーク3周が当たり前」みたいになっていて、ちょっと非効率でしたが、内申のためには仕方ありませんでした。

 保護者の方が家庭で確認していくなら、提出物の有無だけでは足りません。学校ワークを開き、間違えた問題に印が残っているか。解き直しの跡があるか。暗記を紙に書いて確認した跡が残っているか。答案と学校ワークを並べると、「勉強したのに点数が伸びない」理由が少し見えてきたりします。

英語は、授業参加と点数がズレやすい

 特に英語は注意が必要です。最近の学校英語は、発表、やり取り、英作文などの活動が増えています。授業中は英語を喋っているように見えても、なんだか理解していない英文を暗誦しているだけ。文法を一つずつ整理し、書いて練習する時間は十分ではありません。

 そのため、本人は「授業は受けている」「発表もやった」「ワークも出した」と思っていても、定期テストになると手が止まります。そして、be動詞と一般動詞が混ざる。三単現のsが抜ける。語順が崩れる。時制がそろわない。不定詞や比較を、文の中で使えない。答えを見れば分かるのに、自分では書けない。

 これは、英語が嫌いだからというより、文法を使える形まで練習できていない状態です。発表や活動で「なんとなく参加できている」ことと、テストで文を書けることは別です。英語の点数が伸びないときは、単語、本文、文法、英作文のどこで止まっているかを分ける必要があります。英語の定期テスト対策は英検で、などという因果が生まれています。

推薦や内申点に頼り切らない準備も必要です

 だいぶ前に家庭教師として鳥屋野中の生徒を見ていたとき、部活動でキャプテンを務めていた生徒が推薦入試に挑戦したことがありました。学校生活にも前向きに取り組み、責任ある役割も果たしていましたが、推薦は通りませんでした。その後は一般入試に切り替え、最後まで頑張って合格をつかみました。

 推薦は「部活を頑張ったから大丈夫」「提出物を出しているから大丈夫」とは言い切れません。活動実績は大切です。ただ、人数の多い中学校では同じように頑張っている生徒も多く、上位層も厚くなります。提出物を出している、授業態度も悪くない、定期テストも大きく崩れていない。それでも評定で強く目立つとは限りません。学校によって成績分布や評定の出方は違うため「このくらいなら内申も大丈夫」とは考えにくいのが実際です。

 推薦を考える場合でも、一般入試で戦えるだけの力を残しておく必要があります。定期テストで取れる問題を増やすこと。提出物をただ出すだけで終わらせないこと。暗記や解き直しを後回しにしないこと。そうした積み重ねが、最後の安心材料になります。

定期テスト後に家庭で確かめること

 定期テスト後に点数だけを見てしまうと、「数学が悪かった」「英語が下がった」で終わってしまいます。けれど、同じ失点でも、計算ミスなのか、問題文の読み取りなのか、前の単元が抜けているのかで、次にやることは変わります。

 まずは答案と学校ワークを並べましょう。答案では、どの問題で点を落としたのかを見ます。学校ワークでは、その問題に近いところを解き直していたかをチェック。範囲表では、何を優先するべきだったのかを確認します。提出物は出したかどうかだけでなく、間違えた問題の直しまで残っているかを見ます。

 英語なら、単語不足なのか、本文の読み取りなのか、文法なのか、英作文なのか。数学なら計算ミスなのか、文章題の条件整理なのか、前年の単元に戻る必要があるのか。ここを分けないまま「もっと勉強しなさい」で終わると、「ただただ逃避したくなる勉強」になってしまいます。

 定期テストの点数は叱る材料ではなく、次に手を入れる場所を見つける材料です。上山中・鳥屋野中のように人数の多い学校では周りにも勉強している生徒が多くいます。だからこそテスト後に答案と学校ワークを見て、次のテストで取る問題を決めておきたいところです。

 家庭だけで分けにくい場合は、答案や学校ワークを持って相談しにきてください。点数だけではなく、どこで滞っているのか、次に何を直すのかを一緒に整理すると、次のテスト勉強に入りやすくなります。

中学生 小学生
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この記事を書いた人

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 個別塾fabstudy代表。家庭教師・個別指導の現場で30年超。家庭教師派遣会社で上位認定を受け「スーパー」「プロ講師」、中学受験担当の家庭教師などを務めた。
 小学生から高校生まで、基礎・補習・テスト対策・高校入試・大学入試まで幅広く対応。これまでの生徒には高校の評定平均4.9到達という子もいるが、数学赤点から青山学院大学合格、3浪目で私立大学医学部合格など、厳しい状況から進路につながった例もある。
 指導で重視しているのは目の前の問題を解かせることだけではない。なぜ手が止まっているのか。どこに戻れば動き出すのか。どの量なら続けられるのか。学習が進まない原因を見極め、今取り組む内容・戻る場所・進める量を決めていく。
 基礎からやり直したい生徒にも、定期テストで得点を上げたい生徒にも、受験に合格したい生徒にも、今の状態から次に進むための道筋を具体的に作っていく。

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