とりあえず基礎から、と思って理科の一問一答を開く。「これ覚えた?」「次は?」と進める。子どもは答えを見て、その場では「覚えたかも」と言える。でも、少しするとまた出てこない。こんな様子であれば、やはり方法を変えるべきだと思います。
理科は、用語だけでは残りにくい科目です。何が起きているのか。どう変わるのか。図や流れと一緒に入っていないと、あとで使えません。一問一答だけで進めると、用語だけが浮いてしまいます。だから、選択肢なら何となく選べても、「〜〜とは何か」で用語が出てこなかったり、記述になると手が止まったりします。
反復の回数を増やせばいいようにも見えます。何度も見ているので、記憶には残るかもしれない。選択問題も、何となく分かる。けれど、そこで終わっていると、テストでは頭から出てこない。そして「なぜそうなるか」を書かせる記述問題ができない。一問一答をくり返すだけでは対応できない。
家でやるなら、教科書の図を見ながら、その説明になっている本文を同じ範囲で毎日読むほうがいいです。一問一答を増やすことや、赤シートで隠して覚えるやり方は、ここではあまり合いません。図と文章がつながった形で入っていないと、記述で使えないからです。音読しながらイメージを焼き付ける。流れを理解して深めていく。
どの単元のどの図を見るか。1日にどこまでやるか。どこまで言えたら終わりにするか。その進め方が定着すると、家での会話も「何個覚えた?」ではなく、「この図はどういうこと?」に変わってきます。理科は、言葉を並べて覚えるより、図と流れで入れたほうが点につながります。

