通知表が返ってきましたね。この時期になると、「次は提出物ちゃんと出そうね」と声をかけるご家庭も多いと思います。もちろん、それは大事です。ただ、高校受験のことまで考えるなら、それだけでは足りません。内申が低いと、あとからじわじわ苦しくなってきます。
新潟の高校入試は、内申だけで決まるわけではありません。本番の点の比重が大きい学校も多いです。だからといって、内申は気にしなくていい、ということでもありません。内申が低ければ、その分だけ本番で取らなければならない点が増えます。同じ高校を受けるにしても、最初から少し不利な形で入ることになります。
この差が重くなるのは、中3の秋です。模試や実力テストの結果が出て、志望校の話が具体的になるころです。その時点で内申が低いままだと、「本番でどこまで取れそうか」で見られます。そこで数字が足りなければ、志望校を一段下げる話になりやすいです。内申が低いとどこまで響くのかと言えば、ここです。受けられないわけではないけれど、本番で取り返す負担が重くなります。
この時期、家庭ではどうしても提出物のほうに気持ちが向きます。通知表が返ってくると、「次はちゃんと出そう」となりますよね。それは間違っていません。ただ、そこで提出物ばかりになると、英語や数学のやり直しが後ろに回ります。そうすると、内申は大きく変わらないまま、本番の点も作りにくくなります。苦しいのはこの形です。
だから、春のうちに少し変えておいたほうがいいです。提出物は見る。そのうえで、英語か数学のどちらか一科目でいいので、毎日少しでも手をつける。できれば同じ形の問題を続けてやる。提出物だけで終わる毎日にしない。それだけでも違ってきます。
高校受験で内申が低いと、もう無理ということではありません。ただ、そのぶん本番で取り返す力がいります。だからこそ、通知表を見た今の時期に、家庭の勉強の回し方を変える意味があります。提出物だけで終わらせないこと。まずはそこからです。

